講座・講師紹介
畑 × 食品リサイクル

微生物のちからで
生ごみからバイオガスを
生み出そう

第4回講座
2023年10月9日(月・祝) 13:30-15:00
Yuko Oba
Profile
大場 裕子 先生
Yuko Oba

株式会社Jバイオフードリサイクル 管理室長

当社は食品リサイクルとバイオガス発電を行っている会社で、総合エンジ会社のJFEエンジニアリングと鉄道会社のJR東日本が『食品廃棄物の再生利用の促進』『環境にやさしいエネルギーの創出』を目指し設立。2018年8月操業開始。現在6年目。日々80tの食品廃棄物を受入れ年間約1,700kWhの電気を創出している。

専門は水処理工学。大学卒業後、JFE環境※に入社し排水処理工場の技術スタッフとして従事。当社工場立ち上げメンバーとして選出され、以来食品リサイクル事業に携わっている。昨年度から肥料化事業にも着手し、食品リサイクルと環境に優しい発電、低環境負荷肥料で資源循環社会を推進している。4歳と6歳の2児を子育てしながら働いている。
※現J&T環境株式会社 蛍光灯、乾電池、ペットボトル、太陽光パネルのリサイクルなどを行う総合リサイクル会社
講座の内容
子どもたちへのメッセージ
みんなは、微生物が食べ物を電気に変える“メタン発酵”って知っているかな?
食品リサイクルの仕組みを学び、目に見えない小さな生き物(微生物)の働きでバイオガスが生み出される過程を実験します。未来のエネルギーができる瞬間を体験してみましょう!
保護者の方へのメッセージ
はじめまして、大場裕子と申します。日本ではまだ食べられるのに捨てられてしまう食品(=食品ロス)が年間600万t発生しています。そんな食品廃棄物を有効活用し微生物のちから(メタン発酵)で電気と肥料を作っている会社です。この講座を通して食品ロスや地球温暖化など社会問題について、子供たちと一緒に考える時間にできたらと思います。
講座の内容
小学5年生、6年生・中学生
参加料金 無料
※大人が付き添い等で参加する場合は有料。また協賛や寄付をお願いしております。
参加方法 事前申込制(講座のお申し込みはこちらから
参加人数目安 1クラス16名程度
授業回数 5回
授業日程

1. 2023年8月24日(木) 14:30-16:00
「畑×人間拡張」
マイクロスコープで人間の目を越える自然の世界をのぞいてみよう
檜山 敦 先生(一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科 教授、東京大学 先端科学技術研究センター 特任教授)

2. 2023年8月25日(金) 14:30-16:00
「畑×栄養・医療」
科学実験で収穫した野菜の栄養を調べてみよう
中村 杏菜 先生(株式会社AYUMI BIONICS 取締役(慶應理工学部発ベンチャー))

3. 2023年9月18日(月・祝) 13:30-15:00
「畑×再生可能エネルギー」
工作を通じて電気ができる仕組みを見てみよう
竹内 彩乃 先生(東邦大学理学部生命圏環境科学科 准教授)

4. 2023年10月9日(月・祝) 13:30-15:00
「畑×食品リサイクル」
微生物のちからで生ごみからバイオガスを生み出そう
大場 裕子 先生(株式会社Jバイオフードリサイクル)

5. 2023年11月23日(木・祝) 13:30-15:00
「畑×雑草からネイチャーポジティブ」
畑にたくましく生きる野草たちの存在や役割を発見しよう
小島 仁志 先生(博士・生物資源科学)

場所 コトモファーム湘南藤沢(藤沢市葛原1100-9)
協賛 さかい内科・胃腸科クリニック